8月16日(水)エンディングプランサポート事業に対し、先駆的に取り組んでいる横須賀市の視察に伺いました。
全国で65歳以上の単身世帯が、増え続けているなか、
平成27年度に高齢化率30%に達した横須賀市では、
住民登録もあり、預金もある、看取る家族・親族がいるにもかかわらず、
引き取り手のない市民の遺骨が増加。
「市民をひとりも無縁にしたくない。」
との思いから、平成27年度より事業を開始。
事業前の平成26年度の無縁納骨の数60柱に対し
事業開始後の平成27年度35柱、平成28年度34柱に留めることができたのは、
生前に相談を受け、生前意思の実現に繋げることができてきていることの現れ。
エンディングプランサポート事業は、一人一人の尊厳を守る大切な終活への
支えとなっている。
今後の課題としては、生前の意思確認をする相談窓口の更なる周知と
急患等で病院搬送後に死亡した場合など、ご遺体の埋葬先を入院先の病院と葬儀社で掌握できる仕組みを構築する為に、市役所が窓口となり住民票とセットで埋葬先登録などの創設を検討する必要がある。(支援担当課長の声)
世田谷区としても、一人暮らし高齢者の割合が増加している傾向もあり、横須賀市の取り組みは、大変切実な課題であり、今後、現場の声を聴き取りながら官民連携での仕組みづくりの必要性を感じた視察となりました。