この度発生した台風19号は12日夜から13日未明にかけて、東海と関東、東北地方を縦断して東日本各地において記録的な大雨となり、長野、埼玉、福島など6県の37河川で52か所の堤防が決壊し、多くの方が亡くなるなど甚大な被害をもたらしました。
世田谷区内においても、多摩川が反乱した玉川をはじめ、玉堤や野毛、宇奈根などで道路冠水が多発し、広い範囲において浸水しました。
こうした事態を踏まえ、区議団として早期の被害状況の把握とともに、復旧や浸水被害に遭った区民の生活再建を全力で支援するとともに、今後の防災対策のさらなる強化の観点から、下記の事項への迅速な対応・強化を求める。
記
一、多摩川の無堤防区間における堤防整備へ向けて、周辺住民への理解と合意形成に努め、一刻も早い築造への着手を求める。
一、区内における治水対策(内水氾濫、下水の逆流、バックウォーター)の強化エリアを再検証するとともに重点的な整備を求める。
一、河川を監視する、ライブカメラの拡充を求める。
一、事前の避難所開設に伴う体制づくりの強化を求める。
一、災害時におけるマイタイムラインに基づく避難行動要支援者への丁寧な誘導を求める。
一、避難所開設に伴うペット同行避難の対応を求める。
以上。