本日は、定例会会期中の中間日の本会議を開催しました。
今定例会に上程された各議案について、常任委員会の審議の経過とその結果がそれぞれ委員長より報告があり、表決がおこなわれました。
わが党からは、岡本のぶ子議員(区民生活委員長)、高橋あきひこ議員(福祉保健委員長)、津上ひとし議員(災害・防犯・オウム問題対策等委員長)が、登壇しました。
賛否一覧表は以下のとおりです。
なお、本定例会に上程された「世田谷区営住宅管理条例の改正」ほか2件の議案については、都市整備常任委員会において、全会一致で継続審議になりましたので、引き続き会期中に議論を重ねることとなりました。
この改正は、男女だけでなく、多様性を含めたすべての人権が尊重され、参画できる社会を目指し、区営住宅などの募集要件を性的マイノリティの方へも門戸を拡充する、という内容です。
一昨年、「世田谷区パートナーシップの宣誓の取扱に関する要綱」を区長の裁量で定めて、取り組みを実施しました。
しかし、性的少数者への理解は広がりつつある一方で、偏見を捨てきれない人もおり、無視、嘲笑、言葉の暴力など無理解は、学校や職場などで表面化していることも事実です。
こうした背景を踏まえ、わが党は、地域社会における変化や理解、共存共栄できるよう、丁寧に環境を整えることを最大限に考慮しなくてはなりませんし、その醸成の過程には地域の方や当事者の方とも意見交換をし、根幹の部分をしっかりと定めた上で住宅をはじめとする様々な問題に取り組むべきと考えています。
まず成すべきことは、何よりも性のあり方で差別されることなく、尊重されるよう性的指向や自認に関する成案を得ることが喫緊の課題と考えています。