5月26日、区議団として、かねてから関心の高かった”生ごみを電気と都市ガスにリサイクルする事業を展開しているバイオエナジー(株)城南島食品リサイクル施設(大田区)を視察してきました。
(視察参加議員:高橋、佐藤、諸星、板井、平塚、高久、杉田、岡本、福田の各区議)
平成15年7月に設立された同社は、食品廃棄物(一般廃棄物・産業廃棄物)を受け入れ、メタン発酵システムにより発生するガスエネルギーによる発電と熱利用を中心に平成18年4月より同工場にて稼働が始まっています。
工場の処理能力は、固形廃棄物が110トン/日、液状廃棄物が20トン/日で、この事業における環境価値としては、
発電電力量 24,000kwh/日(2,400世帯相当)
都市ガス供給量 2,400m3/日(2,000世帯相当)
CO2削減効果 6,360トン/年(東京ドーム177個分相当)
となっています。
破砕・選別過程設備を窓から見学
受け入れホッパーでの作業
都市ガス精製装置
メタンガス発酵槽
改正された食品リサイクル法では食品業種ごとに再生利用目標数値が定められており、達成状況は毎年報告することが義務付けられています。
同工場では、分別が不十分でも、食品廃棄物を受け入れ、まさに法に則ったリサイクルによる再生エネルギーを生み出している画期的な事業でした。
まだまだ私たちの生活環境の中に可能性を秘めたエネルギーが隠れています。