生まれ変わろうとしている神奈川県海老名市立図書館へ、5月21日区議団で視察に行ってきました。
同市立図書館は4月1日から、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、本社=大阪市)と図書館流通センター(TRC、本社=東京都文京区)との共同事業体が指定管理者として、海老名市立中央図書館と分館である有馬図書館の運営をスタートさせています。
レンタルソフト店を全国展開するCCCは、1年前に佐賀県で指定管理者として初めて「武雄市図書館」をリニューアルオープン、「TSUTAYA図書館」として全国的に話題となっており、TRCは4月現在、全国で414館の公共図書館の運営を受託している業界最大手です。
そのふたつの企業が新たに手がける海老名市立図書館に今、注目が集まっているため、世田谷区としても新たな公立図書館へのビジョン策定を目前に参考にとの思いで意見交換を行いました。
特に中央図書館は2014年度末から改築、2015年10月にリニューアルオープンして、カフェや書店が併設される予定です。
その他、新たなサービスとして
・ICタグ導入による自動貸出・返却機能の実現
・宅配サービス、コンビニ返却の実施
・Tカードを利用した貸出
など新たな公立図書館としての可能性を検討しています。
改修前の市立図書館も見学させて頂きましたが、ポテンシャルの高い空間で、リニューアル後の姿がとても待ち遠しいです。海老名市の英断に敬意を表したいですね。