公明党世田谷区議団として8月5日から8月6日の期間、公共事業の民間委託事業の現状について視察をしてきました。
全10議員が揃っては実に6年ぶりとなります。

■8月5日に訪れた函館市では、
「市立中央図書館の一部民間委託について」をテーマに民間委託事業への運営形態変更に至った経緯及び検討の経過、効果や今後の課題について意見交換を行ってきました。

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民間委託では、指名プロポーザルにて選定し、(株)図書館流通センターが委託事業者として窓口業務、資料関連業務、レファレンス業務、移動図書館業務などが委託内容となります。
今後は、指定管理者への転換を検討しているとのことで、全国でも先駆的に公共事業をアウトソーシングすることを促進してきており、非常に参考となる運営形態でした。

■8月6日には、札幌市へ。
同市では、「児童館の民間委託」を平成18年4月より、児童会館104館、ミニ児童会館79館のすべてを指定管理者として、民間委託を展開されています。
指定管理事業者は、(公財)さっぽろ青少年女性活動協会。
元来は、自主事業を運営しているだけの市の外郭団体でしたが、自立性を求める大変積極的な組織としての頭角を現し、現在では市の業務を実質支えるだけの力を兼ね備えている印象を受けました。

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特に、プロパー(生え抜き)の職員の方が、いきいきと取り組んでいる姿が印象的で、青少年の健全育成、社会教育の推進、市民活動の振興には負けない!との気概を感じる意見交換となりました。

児童会館の1つ、円山児童会館への訪問させて頂きました。
本来の外郭団体としてのあり方を学んだ気がしました。