本日、区議団8名にて神奈川県海老名市を訪れ、新たな図書館のあり方を施策に掲げ
指定管理者制度を導入している市立中央図書館を視察してきました。
はじめに、市役所を訪れ市教育委員会学び支援課から、これまでの経緯と指定管理者
制度導入後の新サービスについて意見を交わしました。
指定管理者は「CCC・TRC共同事業体」で
CCC/カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)
TRC/(株)図書館流通センター
となっています。

その後、市立中央図書館を訪れ、指定管理者として施設運営に携わっているCCCの
山本マネージャーから施設の見学も兼ねて説明を受けました。

実は指定管理者制度の導入後、施設の改修工事前になる平成26年5月に旧図書館へも視察に
訪れ、今後の図書館としての目指すべき姿などの意見を伺っていましたので、平成27年10月から
新図書館としてリニューアルオープン後、初めての訪問となりました。

蔵書数は約31万冊で、導入前より1万冊の増でしたが、席数は428席と約3.5倍に来館者数は
年間78,862人(1日平均2,544人)と改修前の2.4倍に上っており、改めて民間のノウハウや
アイディアを取り入れ、既存の図書館枠にとらわれない新たな施設としてのリニューアルを実感しました。
また、新たな機能やサービスの提供によって単なる図書の貸し出し場所ではなく、誰もが気軽に
立ち寄れる文化教養の拠点としての位置づけが来館者の増加につながっているのでは思います。

世田谷区では「世田谷」と「経堂」の2館が既に指定管理者制度を導入しておりますが、全面的な
業務指定になっておらず、わが党としては一刻も早く本格導入を目指すべく、さらに議会で議論を
展開していく決意です。