昨年より党にて議会で質疑を展開しています「子どもの才能の芽を生み出す科学の拠点」と「国際交流協会設立と観光との融合」について先進的に取り組みを展開しています福岡市へ1/8(月)から1/9(火)区議団4名にて視察をおこないました。

昨年10月よりリニューアルオープンした「福岡市科学館」は、市営地下鉄六本松駅すぐの複合施設にありました。
当複合施設は、JR九州と福岡市の土地を賃貸借契約15年でPFI方式にて建築され、さらに全国でも珍しい10数社による特別目的会社を設立して管理・運営をおこなっています。
名誉館長は九州大学出身の若田光一(宇宙飛行士)で、館内にはドームシアター(プラネタリウム)、サイエンスショー、サイエンステーブルなど多岐にわたる様々な機会を創出していました。休日でもあったので多くの家族連れの子どもが多く来館しており、科学に親しむことで楽しさ、夢、目標を見つけられる、そんな可能性を引き出してくれるような施設でした。

翌日は、公益財団法人「福岡よかトピア国際交流財団」を訪れました。
当財団は1989年に開催されたアジア太平洋博覧会(愛称:よかトピア)を契機に福岡の国際化、活性化を目指して設立され、現在では国際交流協会として新たな目的を外国人留学生の生活支援、地域との交流、さらには将来的な市内における創業など多面的な事業をおこなっています。
例えば、当会館には留学生の宿舎(単身者54室、世帯者5室)の管理運営をはじめ、ボランティア派遣や支援・研修、独自の奨学金制度、外国人専門相談など会館を拠点に自主事業に取り組んでいました。
小学校区ごとにおける各国との交流支援を目的に様々な促進策に期待を寄せずにいられませんでした。
また課題としては拠点施設の改修や地域住民における取り組み意識の温度差などを挙げられていました。

世田谷区における国際交流協会設立へさらに議論を深め、観光との融合を含めた新たな組織を築けるよう力を注いでいきたいと思います。