第1回区議会定例会の最終日となる本日は、本会議が開催されました。
会議では、先に審議された予算特別委員会における審査の経緯が委員長より報告の後、各会派より意見表明が行われ、公明党からは河村みどり議員が代表して意見を述べました。その後、表決となり、平成29年度世田谷区一般会計予算ほか4件の特別会計は可決となりました。

賛否一覧表は以下のとおりです。

なお、わが党の意見開陳内容は、概略以下のとおりです。
1)地域包括ケアシステムについて。
システム構築へまちづくりセンター所長を管理職として配置できるよう地区をメインとした行政構造への転換が必要である。
2)教育総合センターと特別支援教育について。
分散している機能を集約し、教育、福祉、医療の連携が円滑に図れる特別支援教育のバックアップセンターとして位置づけること。
3)三軒茶屋の施設整備について。
公共施設の再整備をするにあたり、駅周辺に分散している就労支援施設、さらには産業振興機能や男女参画支援機能を一元化することにより、重複事業の統合による財源の効率化や産業振興、就労支援の実現を一体的に推進できるかどうか、を判断基準とすべき。
4)官民人事交流制度について、今後は、災害、危機管理のみならず多様化・高度化する行政ニーズに的確に対応するためにも、質の高い人材を幅広く確保していくなど新たな組織となる官民連携課を軸により人事交流を活発化させることを求めます。
5)観光政策について。
これまでのように区民が区内を回遊する程度の観光施策ではなく、大きく広く魅力を発信できるビジネスモデルとして、民間の知恵と活力を結集した観光政策を推進することを強く求める。
6)性的マイノリティに関わる直面する課題について。
性的指向・性自認の多様性が尊重され、これを理由とする差別のない社会を目指すために、法制について成案を得ることが喫緊の課題であると認識している。今後、正しい理解が広げられていく上からも、渋谷区の条例施行に倣い、あくまでも条例制定の方向性を示し、その策定準備に早急に着手すべきであると申し上げておきます。

その後、選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、新たなにそれぞれ4名の方が選任されました。

以上をもって、35日間にわたる第1回定例会が閉会となりました。
5月には臨時議会が開催予定で、ちょうど任期4年の中間にあたり、各委員会などの構成が変わる予定です。